2025-12-06

【現時点での】現役ドラフトに怯えている【オフシーズン振り返り】

ホークス野球

 奇跡の大逆転優勝、そして日本一から約1ヶ月。あの夜はもちろん嬉しくて感動したけれど、翌日にはもう来シーズンのことを考えていた気がする。そう、2026年シーズンの準備はすでに始まっている。
 戦力外、FA、新外国人、契約更改、現役ドラフト───。プロ野球ファンにとってオフシーズンは、決して「オフ」ではない。ここまでの動きをホークス中心に軽く振り返っていく。

FA

 桑原の西武入りはびっくりした。石井の獲得は報道されていたけど、桑原は完全に想定外。あの西武がFAで2人も補強に動くとはなあ。今井、髙橋のポスティングを認めていなければ優勝候補に挙げていたのに。
 松本剛は巨人へ。予想はしていたけど、やっぱり驚き。直近2年の成績を見ると、果たして補強効果が出るのか正直不安になる。他にも辰己、桑原といった好外野手が市場に出ているのに、調査報道もほぼなく松本剛一択なのは解せないところ。さらに、人的補償のリスクを負ってまで獲るべき選手なのか･･････という気持ちは強い。とはいえ、腐っても元首位打者。来年その輝きを取り戻す可能性は十分あるし、普通に復活してほしい。セ・リーグだから気楽に応援できる、というのもある。

 ホークスからは東浜がFA宣言。なんとなく宣言しそうだなとは思っていた。まだ具体的な獲得球団は出ていないけど、水面下で接触はしているらしい。希少な生え抜きドラ1の成功例。残って欲しいという気持ちは強いが、若手先発との競争になるのも事実。最終的に、本人が一番幸せと思える選択をしてほしい。

 今年はホークスはFA補強には動かないらしい。人的補償に怯えなくて済むと思うと、そこは少し安心できる。

退団

 有原がMLB再挑戦を視野に退団した。なんとなく予想はしていたけれど、やっぱりか･･････という気持ち。そういう契約だったらしいので、これはもう仕方ない。もし契約ではなく温情で自由契約にしていたら、それはホークスフロントふざけるな言っていたところだけど。
 3年で38勝21敗、そして2年連続最多勝。いや、凄すぎるだろ。ホークスに来てくれて本当にありがとう。あなたがいなければ、2年連続優勝はなかった。千賀の穴を完璧に埋めてくれた。ホークスフロントもグッジョブだ。残留の可能性は低いよなあ･･････。巨人が動くのか？日ハム復帰は面白いけどね。国内ならセ・リーグに行って欲しいなあ･･････

 来季の構想外となった武田翔太は、韓国・KBOの球団に入団。面白い選択だ。また一花咲かせてほしい。
 板東は巨人が育成契約で獲得。個人的な思い出はこれ。

 同点で迎えた最終回、2死満塁フルカウントからの見逃し三振で締めたあのシーン。ここ数年は球速がなぜか出ていないが、こちらもまた一花咲かせてほしい。
 育成から支配下になった年に構想外となった川口冬弥。シーズン後半は球速が落ちていて心配していたが、やはり腰を痛めていたらしい。他球団に移籍するかと思ったが、ホークスで育成から再出発するとのこと。万全なら2軍で無双できるし、1軍でもしっかり通用することは証明されている。怪我を治して、来年また活躍する姿を見たい。

新外国人

 来年はモイネロが日本人枠になる。この枠を余らせるのは流石に勿体無いので、新外国人選手獲得はマスト。まだ正式発表はないものの───

ソフトバンク、最速１５８キロ右腕・徐若熙と３年１５億円で合意 台湾プロ野球２５歳エース 地元記者報道「最も積極的、最も好待遇」/デイリースポーツ online

ソフトバンクが台湾プロ野球（ＣＰＢＬ）・味全から海外ＦＡ権を行使した徐若熙（シュー・ルオシー）投手（２５）と３年総額１５億円で合意した、と２９日、台湾野球解説者の王翊亘記者がＸで伝えた。 身長１８０センチ、体重７６キロの徐は１９年ドラフト１...

 台湾の至宝・ 徐若熙(シュー・ルオシー) を獲得したらしい。詳しくはそこまで知らないけれど、「古林睿煬よりすごいが、古林睿煬より怪我しやすい」らしい。なるほどね。
 そしてこんなことを言っている人もいた。

 なんかとんでもない投手らしいじゃあないか。とにかく有原の170イニングを埋める必要があるので、100イニングくらいは投げて欲しい･･････ 欲張りすぎか？


【ソフトバンク】メジャー３０球団注目のモレノを６年契約で獲得 キューバＵ１８代表の遊撃手 | 東スポWEB

ソフトバンクが本格的に獲得調査を進めていたＵ１８キューバ代表のジョナサン・モレノ内野手（１８）...

 生まれ持つセンスが武器のキューバの超逸材・ジョナサン・モレノも獲得したらしい。守備が超えげつないらしい。イヒネが覚醒の兆しを見せ、怪我・手術明けとはいえ宇野・石見という期待株もいる中で、まだ補強するか。いや、それが正解だ。10連覇狙うなら選手は余るくらいがちょうどいい。

現役ドラフト

 今年の現役ドラフトは来週実施予定。ホークスからは誰が出されるのか、やっぱり気になってしまう。
 これまでホークスから移籍した選手、そして制度の趣旨を考えると、石塚・山本は超有力候補だと思ってしまう。いや本当は出してほしくない。でも、実力と出場機会のバランスを考えれば一番現役ドラフトに相応しい選手なのも事実で、そこがつらい。もっと使ってくれよ･･････。ホークスって「使いながら育てる」って文化があんまないんだよな。数少ないチャンスで結果を出し続けないと、レギュラーの座は掴めない。
 まあ、出すのはいいんだよ。現役ドラフトはそういう制度だから。たださあ、他球団が戦力外交換会みたいな選手を出してくる中で、うちだけ一方的に損してる気がするんだよなあ。ここ3年の現役ドラフトで移籍した選手が全員まだNPBに在籍してるチームって、おそらくソフトバンクだけじゃない？これは戦力が厚いからこその不満なんだと思う。その層の厚さが日本一の要因でもあるわけで、仕方ないところがあるのは理解している。･･････でも一言だけ文句言わせてくれよ、ってなるよね。


 こんな感じかな。この1ヶ月ほんと色々あったな。まあ、ホークスファン的には、現役ドラフトを乗り越えたら、そこから先は比較的穏やかなオフになりそうだ。
 まあ、現役ドラフトこそ、ホークスファンはあえんびえんだろうけど。